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ピエール、マクラメを語る(迷いどころのフレーム)

色々やりたいことが積もるほど、動けなくなってしまうものですね。
何の言い訳でしょう? ピエールです。

さて、今回のマクラメを語る、は「始めるなら編」と「次行きますか編(仮」との中間の、実に微妙なポジションのモノです。
あ、その前に過去のアーカイブはこちらっ!

始めるなら編1
始めるなら編2
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こういう語りができる機会をくださった
習いに来てくれる方、
教える場所を提供してくださる方への
感謝の意を込めつつ。
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話は戻って、微妙なポジションのソレは、自分はいまだに教わる人と教える人両方の気持ちの狭間で揺れていて、未だに「ここから始めてもいいよ」と笑顔で言えない結び方です。
それは…

■フレーム結び

はい、トップ画像の結び方ですね。
ひと昔前までは本屋にあるマクラメ本にも出ない、「これってなんていう名前の結び方?」なんて感じで、これを教えることになった際はネーミングをどうするか迷って、「例のアレ」でやり過ごそうとしたこともある結びです(苦笑)
今じゃあそこらの本にもおなじみになって、めでたく「フレーム結び」と呼べるようになりました。って、あんたよくこれ初めてさん向けに教えてるやんなんて、よくご存じの方もいらっしゃっるかもしれませんが、マクラメって単語をご存知の方やマクラメアクセサリーを見たことある方の中には、フレーム結びをしたい!ってピンポイントにおっしゃる方も多いんです。

■何故微妙というのか?

実はこの結び方、教える人によって仕上がりが違います。自分の作り方も例外ではないです。
それは何故か。
ズバリ、応用編の結び方だからです!
そう、応用なんです!教える側のウンチクが入り始めてる結び方なんです!だから教える側としては基礎編に当たる「タッチング」を覚えてから挑戦してほしいのが正直な気持ちなんです!
ただ一方で教え始めて驚いたのが、意外と初めてさんでもスルスル作られるんですよね、フレーム結びを。その理由に気づくのには3年ほどかかってしまった訳ですが、その気になる理由はまたの機会に。
「教わる人と教える人の気持ちの狭間」って書いたのがまさにそこで、やりたい!っていう教わりに来た人と、基礎を覚えてからにしてほしい!っていう教える側とで、両方の気持ちが分かってしまうので踏ん切りが付かないというか。ちなみに、紐石屋の定期開催教室(近鉄文化サロンのことですが)では、基礎からやっていきます。でも、いきなりこういう応用編も挟みます。そして、さかのぼってタッチングを教えると大体の方は、フレーム結びとタッチングを全く別なものとしてとらえてしまうようです。2つの結び方を知った感じより1つの結びを工夫すればいい、と考えられた方が楽だと思うのは自分だけでしょうか…。この「工夫」が後々マクラメを挫折するか続けられるか、分けることにもなるんですが…。

■って言いつつ、フレーム結びが出来て楽しいこと

思いっきり話題が逸れました。
フレーム結びが出来て楽しいこと・嬉しいことはやっぱり「注目度が上がる」に尽きると思います。例えば手作り市とか出てもマクラメを知ってる人からは「あっ、フレーム結び出来るってことはそれなりのレベルの人やな」って思われたりとか、マクラメを知らない人からも「どうやって固定してんの?!」なんて聞かれることは経験上よくありました。そして最近では、樹脂やガラスでカボション状のものを作る人が増えたので、お気に入りのを見つけたら自分で、ブレスレットやネックレスを作ることもできます。この辺は「始めるなら編2」のネット状のものと同じですね。自分のセンスで見つけた石や樹脂を、自分の手でフレーム結びして、それを身に付ければ「え、何それ?!」と注目度を上げて、もう言うことなしじゃないですか(笑)
ん?注目集めたくない?それは残念だ…。

■フレーム結びが出来たその次
フレーム結びも出来るようになったのなら、残る選択肢は「巻き結び」でしょう(笑)
ではまた来月!

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